精密用 SUMITOMO FINE CYCLO
1 .LOW BACKLASH
最適荷重バランスが安定したローバックラッシュを達成しました。
2 .Compact
3枚曲線板を採用して荷重を分散、さらにコンパクトします。
3 .高速軸支持型
高速軸がベアリングの支持されているため、部品を追加する必要なくラジアル荷重がかかる仕様に適用可能です。
4 .低振動
3枚曲線板が最適荷重バランスを実現。その優れた安定性が低振動を実現しました。
5 .高剛性
出力出pinの本数増加、荷重分散により剛性が向上しました。
6 .高效率
雲摩擦と最適荷重バランスで高効率を実現しました。
7 .長受命
同時に当たる数の多い連続曲線歯形は衝撃に強く、
また、主減速機構部には耐摩耗性や衝撃に強い高炭素High chrome bearingを使用しているので寿命が長くなります。
8 .保水性良好
出力側フランジと減速部を分離できるため、補修が容易です。
9 .組立性良好
greaseが注入されているのでそのまま装置に組み立てが可能です
2FAシリーズ
(FAシリーズのメリットを受け継ぎ、1FAシリーズの外部荷重支持機能をさらに拡大しました。)
1)剛性とロストモーション
高速軸を固定して低速軸側から定格トルクまで、ゆっくりと負荷をかけて制御するまでの負荷と低速軸の変位(ねじ角)の関係を示すことを、hysterisis curveと呼びます。
このhysterisis curveは、定格トルク100%付近のねじれ、0%付近のねじれ2つに分かれ、電子をスプリング定数、後者をLOST MOTIONと呼びます。
スプリング定数・・・・・・・・・・hysterisis curve上50%×定格と定格トルクの2点を結んだ直線の菌倍
LOST MOTION・・・定格トルクの±3%点におけるねじ角
表 1 製性能値
型番定格トルク入力
1750rpm
(kgf)LOST MOTIONスプリング定数
kgf/arc min
測定トルク
(kgf)lost motion
(arc min)
A1514.5±0.441arc min28
A2534±1.0210
A3565±1.9521
A45135±4.0545
A65250±7.5078
A75380±11.4110
注)arc minは角度"部分を意味します。
スプリング定数は、平均的な値(代表値)を示します。
(ねじ角の計算例) top
A35を例において一方向にトルクを加えた場合のねじ角を計算します。
1) 負荷トルク 1.5kgf*m の場合(負荷トルクが lost motion 領域にある場合)
2) 負荷トルク 60kgf*m の場合
2)振動
振動とは低速軸に設けた円板上に慣性負荷を設置し、モータで回転させたときの円板上の振動[振幅(mmp-p)、加速度(G)]を意味します。
図2 振動値 flywheel 振動(低速回転)
(測定条件)
フォーマット
負荷側慣性 moment
測定半径
組立寸法精度FC-A35-59
1100kgf・cm・sec^2
550m
図7、8表8を参照
3)角度伝達誤差
角度伝達誤差とは、任意の回転を入力したときの理論出力回転角度と実出力回転角度の差を意味します。
図3 角度伝達誤差
(測定条件)
フォーマット
負荷条件
組立寸法精度FC-A35-59
無負荷
図7、8表8を参照
4) 無負荷 Running Torque
無負荷ランニングトルクとは、減速機を無負荷状態で回転させるために必要な入力軸のトルクを意味します。
図4無負荷ランニングトルク値
注)1.図4は運転後の平均値です。
2. 測定条件
case 温度
組立寸法精度
潤滑剤30℃
図7、8表8を参照
grease
5)増速起動トルク
増速起動トルクとは、減速機が無負荷状態で出力側で起動させるために必要なトルクを意味します。
表 2 増速起動トルク値
型繁増速始動トルク(kgf)
A152.4
A255
A359
A4517
A6525
A7540
注)1.図4は運転後の平均値です。
2. 測定条件
case 温度
組立寸法精度
潤滑剤30℃
図7、8表8を参照
grease
6) 効率
図5 効率曲線
効率は入力回転数、負荷トルク、grease温度、減速沸騰によって変化します。
図5は、カタローグ定格負荷トルク、grease温度安定時の入力回転数に対する効率の値を示しています。
型番、減速比による変化を考慮して幅のある線で効率を表示しています。
図 6 効率補正曲線トップ
補正効率値=効率値(図5)×効率補正係数(図6)
注)
1.負荷トルクが定格トルクより小さい場合は、効率の値が下がります。 図6を見て効率補正係数を求めてください。
2.torque比1.0以上は、効率補正係数1.0となります。
7) 高速軸 radial 荷重・thrust 荷重
高速軸にgearやpulleyを装着した場合は、radial荷重・thrust荷重が許容値を超えない範囲でご使用ください。
高速軸の radial 荷重・スラスト荷重は、式(1)~(3)に従って確認を行ってください。
1.radial荷重Pr
2.thrust荷重PA
3.radial荷重とthrust荷重が共に作用する場合
Pr: radial 荷重[kgf]
Tl:減速機の高速軸に伝達 torque[kgf ]
R:sprocket、ギア、pulleyなどのピッチ円半径[m]
Pro:許容 radial 荷重[kgf](表3)
Pa: thrust荷重[kgf]
Pao:許容スラスト荷重[kgf](表4)
Lf:荷重位置係数(表5)
Cf:接続係数(表6)
Fs1:衝撃係数(表7)
表 3 許容 radial 荷重 Pro(kgf) top
型番入力回転数rpm
4000300025002000175015001000750600
A15232526283031363942
A25343740434547545964
A35 5053576063727985
A45 626770738492100
A65 90951001141261335
A75 120126144159170
表 4 許容スラスト荷重 Pao(kgf)
型番入力回転数rpm
4000300025002000175015001000750600
A15252932353740485662
A25374246515559718290
A35 6166747884102111111
A45 103114122131131131131
A65 147147147147147147
A75 216232282323327
表5 荷重位置係数 Lf
L
(mm)型番
A15A25A35A45A65A75
100.90.86
150.980.930.91
201.2510.960.89
251.561.251.090.94
301.881.51.30.990.890.89
352.191.751.521.130.930.92
40 21.741.290.970.96
450 1.961.451.020.99
50 2.171.611.141.09
60 1.941.361.3
70 1.591.52
80 1.821.74
Lf=1のときのL(mm)162023314446
表6 連結係数Cf表7 衝撃係数Fs1
接続方式Cf
Chain1
ギア1.25
Timing Belt1.25
V Belt1.5
衝撃の程度Fs1
衝撃がほとんどない場合1
衝撃が若干ある場合1~1.2
激しい衝撃を伴った場合1.4~1.6
8)組立寸法精度
図7 組み立て方法
●CYCLO減速機FAシリーズは、図7 ABCの引路を目安に組み立ててください。
●製品の性能を最大化させるために、表8 組立寸法精度を参考に設計製作願います。
図 8 組立寸法精度top
●曲押エをcaseで圧力を与えるため、caseの内径はφa以下にしてください。
●取付 flangeの深さはb以上とする
●出力側フランジと減速部との干渉を避けるために、caseと取付フランジ間の取付歯数はM±Cとする
●取付部位の推奨精度は、表8同軸図、平行度以内に設置
●取付部位の推奨引路は表8のd、e、fです。
表8(単位:mm)
型番a
最大b
最小k
最小M±C取付回転軸中心に対する
同軸度平行度
defghij
A15905415.5±0.3φ115H7φ45H7φ85H7φ0.030φ0.030φ0.030φ0.025/87
A251156521±0.3φ145H7φ60H7φ110H7φ0.030φ0.030φ0.030φ0.035/112
A351446524±0.3φ180H7φ80H7φ135H7φ0.030φ0.030φ0.030φ0.040/137
A451828627±0.3φ220H7φ100H7φ170H7φ0.030φ0.030φ0.040φ0.050/172
A652268633±0.3φ270H7φ130H7φ210H7φ0.030φ0.030φ0.040φ0.065/212
A752628638±0.3φ310H7φ150H7φ235H7φ0.030φ0.030φ0.040φ0.070/237